豊富でお得なインターネット予約宿泊プラン
当日の23:30までお受付
※一部割引対象外の部屋がございます
お電話予約受付(24h)
054-369-6111
閉じる
天然温泉 駿河太古の湯
天然温泉の有効成分が体を芯から温め、お肌を潤します。
当温泉のお湯は浸透圧が高く、成分が肌に沁みこみやすいのが特徴です。湯冷めしにくく、湯上り後もポカポカとした気持ちよさが持続します。
肌に沁みこむ理由は、お湯に溶けている成分の濃度の高さです。
当温泉のお湯は1000万年から400万年前に海底に堆積した地層から湧き出る化石海水で、濁りの無いきれいなお湯でありながら、溶けている成分の量は日本でトップクラスです。
さらに当温泉は、医学的に治療効果のあるとされる療養泉に分類されており、その効能が認められています。
男女浴室=海気泉・ラジウム波動泉・美白炭酸泉
男性浴室=黄鉄泉
女性浴室=潮風呂
甘露寺先生の知見
平成22年3月30日
東京都豊島区高田3丁目42番10号
登録番号 14健地衛第1号
財団法人 中央温泉研究所
常務理事 甘露寺 泰雄
温泉水の化学成分、泉質及び、禁忌症、適応症、入浴の注意事項は、温泉分析書及び別表に示す如くである。
即ち、泉温16.3℃、PH6.9、蒸発残留物28.26g/kg、陽イオンの主要成分カルシウムイオン(Ca2+)、陰イオンの主要成分塩素イオン(Cl-)、副成分としてマグネシウムイオン(Mg2+)を含み、泉質はカルシウム・マグネシウム―塩化物泉である。掘削深度は80m、海岸近くに掘削された井戸で、揚湯量は320ℓ/min.と比較的多量である。
海岸に近い井戸であるので、本来は海水と同じ成分が含まれる筈であるが、此の温泉水は塩分含量が海水よりも若干少ないが、海水の組成と著しく相違するのが特徴である。ただし塩素イオン(Cl-)と臭素(Br-)イオンの比率は海水に近いので、この温泉の起源は恐らく、海水が長い年月地層中に閉じ込められ変質したものと推定される。此の変質は一般的にはナトリウムイオン(Na+)やマグネシウムイオン(Mg2+)が減少、カルシウムイオン(Ca2+)が増加、硫酸イオン(SO42-)が減少する特徴があり、この場合も同じ傾向の変化を示している。専門的には、この変化は海水―岩石相互作用と呼ばれている。
このように、カルシウムイオン(Ca2+)が主要成分の塩化物泉は全国的には比較的めずらしいが、伊豆半島には、熱海、南熱海、宇佐美、伊東、石部、岩地、土肥などの諸温泉にみられる。興津の近くの焼津にもこれと近い組成の温泉が存在する。
塩化物泉は、浴後塩分が皮膚に付着し、熱の放散をさまたげるので、大変温まる特徴がある。また、カルシウム(Ca2+)やマグネシウム(Mg2+)の塩化物は、皮膚に対して保湿効果を持つといわれている。但し、その含量が多いと石けんの泡立ちが良くない。
最近、温泉中に含まれる塩分の種類によって、人間の深部体温(直腸温)の変化に相違があることがわかってきた。直腸温の上昇度や、出浴後も体温が高いままで長い間温感があり、ゆっくり体温が下がる保温効果の強さは、塩化マグネシウム(MgCl2)、塩化ナトリウム((NaCl)、硫酸ナトリウム(Na2SO4)、塩化カリウム(KCl)の順序であることが判明している。塩化カルシウム(CaCl2)については明らかではないが、興津温泉は塩化マグネシウム(MgCl2)の含量が高いのが特徴で、温まりの持続効果も、他の塩化物泉や単純温泉、炭酸水素塩泉等よりも強いことが推定される。
いずれにしても、興津温泉は、浅層の塩類泉としては、大変珍しい特徴を持ち、其の有効利用が大変期待されることは確かであろう。
(前回調査及び試験年月日:令和2年1月31日)
054-369-6111
電話でのご予約は24時間365日お受付しております。